kusuari7777 diary

ありすの学問「 あり学」へようこそ                         ✨著書 「捧げたかった…。-twin soul fantasy- 」by リラン✨

🌺人生のミッションをクリアした世界🌺

自分の境遇が超異常だということを歳を追うごとに理解していった私は自分の境遇を「恥ずかしいから」という理由だけで誰にも知られたくなかった。長女という立場は私のその何の役にも立たなかった訳がわからないプライドというものに拍車をかけて行って気がつけば臆病なのに負けず嫌いの意地っ張りになっていたから絶えず私は私に振り回されていた。いつも心身ともに疲れていたのはあまりにも心の中がお喋りすぎなのにそれを表に表現できずにいたからだけれどその時の私に自分を分析する余裕なんかあるわけもなかった。あまりにも意見が合わない大人に囲まれての生活は忍耐を強いられたまま心が大人になれずに体だけが大人になるという現実を私に叩きつけた。だけれどもその事実にも私は「ある日突然誰かが現れて私を救ってくれるんじゃないか?」という甘えた夢にとらわれて私の思考を振り回し続け現実逃避の日々を送っていたから散々な体験をする羽目になってしまった。もしも十代の私に夢や希望があったのならば?と思うけれどあの時の私は生きているだけで精一杯な状態で命を自分の思い通りにできるものだと当たり前に思っていたから未来を描くことすらできずにただただあてもなく続く毎日の中にいた。だけれども私は今までの生涯で7回命に関わる出来事に遭遇していたにも関わらず今こうして生き延びている事実があってそれが創り出し続けた現実に生きている。私にとって5回目の出来事は「生かされている」「この命は自分でどうにかしてはいけない」と気づきを与えられた出来事で7回目の出来事は「私は死なないんだ」「見えない力が働いている」と理解した出来事だった。でも4回目までの私は「えぇ〜 !!危なかった〜!!」っとヒヤッとしたり「ホント運が良かったんだ」と完全にたまたまだと思い込んでいて自分の思考では必然の出来事として結び付けられない精神のレベルだったことを思い出すと今は若い頃の体験を笑い話にできる私がいるから成長した私に私は満足していられる。あの頃の私は自分の命をいつでも自分の思い通りにできるって思っていたりそれを望んでいたりするのにいざ自分の命が危険を回避する出来事に遭遇するとホッとしていたから心の底では「ある日突然幸せになれるんだったら生きていたい」と裏腹なことを前提に自分の命を思い通りにすることを考えていたわけだからホント笑っちゃう。でもあの頃の私は境遇の闇に覆われて鬱っぽくなっていたんだから仕方がないって思えるしそんなあの頃の私の全てを今の私は許してあげられる。そして今の私が今だから思えることはその闇の世界から自分を救い出すミッションが私の人生の一つのテーマだったわけだから「私は成功したんだ」ってこと。あんなにも時間を費やした甲斐があっての今の私の穏やかさを「もう思う存分に味わい尽くすしかない」と思うから私はこれからの人生も断然そう生きていくことを選ぶしそうしかもう生きられない。