kusuari7777 diary

ありすの学問「 あり学」へようこそ                         ✨著書 「捧げたかった…。-twin soul fantasy- 」by リラン✨

🌺寝ている時に見る夢と幻想という現実🌺

私が中学生の頃のこと。夢にメドゥーサが出てきた。その夢が怖すぎて「ぎゃーーーー!!!」という叫び声とともに飛び起きた。普段は出さない自分の声で叩き起こされるくらいにおっかない思いをした夢だった。夢の内容は、寝ている私から見える場所にある窓が開いてメドゥーサが私を見ると言う夢。目が白目で髪の毛の蛇がニョロニョロ動いていた。その夢を見た時点では私はメドゥーサを知らなかったので、夢の中に出てきたあの恐ろしい生き物に震え上がってしまった。現実に戻ってもその夢の余韻で胸がドキドキしていた。そしてどのくらいの月日が経過したかは忘れたけれど、中学生の私は夜中に突然目が覚めた。視界には窓がある。すると窓が数センチ空いていた。寝ぼけた意識で「なんで窓が空いているんだろう」とぼやっと考えた。でもその窓がなんだか少しずつ開いているように感じた。「えっ!!!」っと思っていっぺんに目が冴えてしまった。布団を顎の方まで掛けていた私の視界からは正面にある窓の上半分くらいしか見えないけれど、冴えた意識で窓を見続けるとますます窓の開きが大きくなるのが分かった。私は強烈にドキドキして体が硬直してどうしていいのか分からないけど「そこに誰かいて窓を開けている」と確信してしまった。確信してしまったらますますドキドキが押し寄せた。だから中学生の臆病な私は頭が真っ白になってパニクるしかできなかった。でもそうしている内にも窓はどんどん開いていくわけで、私の恐怖心が最高潮に達したのは窓の開きが30㎝くらいになった時だった。突然、私は右手で布団を大胆にマントを翻すような形で立ち上がり窓に近づき左手で窓を全開にした。普段はスローテンポな私が秒でそうできた。でも相手も秒で走り去っていった。私が目撃したのは、白っぽいトレーナーにジーンズ姿の痩せ型で首ぐらいあるやや長髪の20代のお兄さんだった。庭を横切る全速力の後ろ姿は街灯に照らされてありありとしていたのを覚えている。私も私の大胆さに信じられないくらいびっくりしたけれど、あのお兄さんも同じくらいにびっくりして慌てふためいた出来事だったろうな。予想外の展開のはずなのに尻餅もつかなかったのには感心しちゃう。そのことがあって、私は初めて窓は鍵をかけなくてはいけないんだと思った。よくよく考え起こせば、そのことの前に朝起きると窓が15㎝ほど開いていたことがあったから、少なくても2回以上は同じことをしていた可能性があのお兄さんにはある。呑気な私は「窓閉め忘れて寝ちゃったんだ」と思い込んでいたからおめでたいものだなと思った。そして、その時は思いもしなかったけれど後になってあのメドゥーサの夢はこの出来事につながっていたんだと思った。そして、大人なった私は睡眠時の夢が現実になることが度々あったから、私の夢の認識は変わってしまった。私の睡眠時の夢の解釈は、「夢で見たことが現実に現れる」で、ほとんど忘れてしまっている睡眠時の夢の中にこそこれから起こる現実がある。でもほとんど忘れてしまっている。でも夢で見たことを現実でなぞっている事実がある。だから「現実は夢(幻想)だと思ってこの世界を生きた方がうまくいく」って思っている。量子物理学的に考えると、現実は自分で創る。現実は夢だから、「夢は自分で創れる」と言うことになる。あと、宇宙的に考えると睡眠時の夢はまた違ってくるけれど今日はデジャヴ的なお話で終わりにします。